治療方針


当院は民間の医療機関であり患者さんを診察し、その診療費によって経営を成り立たせております。そのため基本的な診療間隔を28日と決めております。もちろん遠洋漁業に従事する患者さんや長期出張・遠隔地への単身赴任の患者さんはこの限りではありません。
 
当院では一部の民間医療機関のように薬価差益を期待して高価な医薬品を使用したり、治療に不要な検査を行う等のことはありません。また自治体の医療機関のように、やたら長期処方をするということもありません。また当然のことながら単なる疲労や軽度の風邪程度で安易に注射や点滴をすることもありません。
 
当院は最新かつ最大限に「根拠に基づいた医療」を提供したいと考えておりますので、ご理解のほど宜しくお願い致します。

ジェネリック医薬品について


薬剤が製薬会社から発売されて一定期間経過し、製造特許が切れると他の製薬会社からも販売できます。新薬を開発し製造特許を持つ製薬会社が発売する医薬品を先発品と呼び、この特許の期限が切れて発売する薬剤を後発品すなわちジェネリック医薬品と呼びます。いずれにしろ、どちらも厚労省が認可した薬剤です。
 
先発品は新薬であるため研究開発費が添加されているほか特許を有するため高額になります。しかしジェネリック医薬品は研究開発費がかかっていないほか特許権を有しないので安価に提供できます。後発品の中には規定通りの成分が入っていない製品も一部存在すると言われていますが、残念ながら我々のような開業医には検証できません。
 
ご存知の方もいらっしゃると思いますが、高齢化社会に伴って国民医療費はうなぎ上りです。また高価な先発品をやみくもに使用すると患者様の窓口負担も過大になります。国民医療費の増大を少しでも低減すべく、さらに患者さんの窓口負担を低減すべく当院では可能な限りジェネリック医薬品を使用するようにしております。