私は東日本大震災の際、被災した地域に残って医療活動を行ったことで有名な団体から招かれ賞をいただいたが、私はヒーローではない。
医者として、あの場にいたら誰もがそうしたはずだ。どちらかというと私は「やらかしちまったオヤジ」だ。未だに被災地の医者でいる。
私は臨床に強い医者と自負している。しかし世間では未だ被災地で頑張っている医者だと思われている。それが一番残念なことである。
それゆえ当クリニックのホームページでは東日本大震災のことに触れることは、まずない。
・・・・・
今回、某都道府県の津波防災担当者から東日本大震災の経験談を聞きたいとのメールを頂いたので、一応私なりの総括をザックリしてみた。